服・衣類の処分方法|古布に出せる服と、出せない服の違い
服を手放すとき、選べる道は3つあります。売る・引き取ってもらう・ごみとして出すです。順番としては、まず売れるかを確かめるのが損をしません(古着・洋服買取おすすめ比較)。
ここでは、売れなかったものをどう処分するかを整理します。
古布に出せる服・出せない服
自治体の資源回収に出す場合、紙と同じように「出せないもの」が決まっています。
出せるもの
横浜市の案内です。
洗濯してあり、乾いているものを、中身がはっきりと確認できる透明または半透明の袋に入れてお出しください。紙袋等には入れないでください。 ポケットの中身をよく確認し、古布に異物が混入してないようにお出しください。
名古屋市は、対象を「布団、座布団など『わた』を使用した製品以外のもの、カーペットやマット類以外の布類」と定義しています。
出せないもの
- わたが詰まっているもの … 布団、座布団、枕、クッション(名古屋市)
- カーペット・マットレス・ふとん(横浜市)
- じゅうたん、カーペット、マット類(名古屋市)
- 革製衣類 … 「革ジャンパーなどの革製衣類は『古紙・衣類』の対象ではありません」(大阪市)
- 汚れているもの、綿の入ったもの、ナイロン製のもの(大阪市)
革のコートやジャケットは古布に出せません。 布団・クッション類も同様です(布団・寝具の処分方法)。
雨の日は出さないでください
見落としやすい条件です。横浜市は理由まで書いています。
古布は濡れないようにお出しください。雨の日には古布は出さないでください。濡れている古布は、リユース等ができませんので、次の収集日にお出しいただくか、「資源回収ボックス」等をご利用ください。
濡れると資源として使えなくなります。 天気を見て出してください。
古布の回収は「集団資源回収」が中心です
古紙と同じく、自治体が直接回収していないことがあります。
横浜市は「市内の家庭から回収場所に出される古紙・古布については、自治会・町内会等の地域団体が契約した民間の回収事業者により全て回収されています」としており、市による委託回収ではないと明記しています。
名古屋市は、次の3つのルートを案内しています。
- 学区団体や町内会などが実施する集団資源回収
- 市民団体がスーパーの駐車場などで回収するリサイクルステーション
- 古紙回収業者に直接持ち込める古紙リサイクルセンター
同市は「新聞や雑誌などの隣に出していただければ、古紙回収業者が古紙と一緒に回収します」としています。
仕組みの詳細は本・雑誌の処分方法にまとめています。
店頭回収という選択肢
アパレル企業が自社で回収しているケースがあります。
ユニクロの「RE.UNIQLO」の条件を、公式サイトから引用します。
対象商品:ユニクロ、ジーユー、プラステ、セオリー、ヘルムート・ラング、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム、ジェイブランドで販売した全商品(インナーやソックス、グッズ商品も含みます。) 対象店舗:全国すべてのユニクロ店舗。対象商品であれば、どちらの店舗でも回収可能です。 回収方法:店舗にRE.UNIQLO回収ボックスを設置しています。…※郵送では受け付けていません。
注意点も明記されています。
・衣類はお洗濯の上、お持ちください。 ・回収ボックスに入れられたものに関しましては返還することができませんのでご了承ください。
回収後は、リユースされて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やNGO・NPOを通じた支援に使われ、服へリサイクルできないものは断熱材や防音材などの素材として活用されるとされています。
「まだ着られるけれど売れない」服の行き先として、現実的な選択肢です。
売る場合に気をつけること
古着の買取には、手元の服が対象に入っているかという前提があります。
- ノーブランド・ファストファッションを買取不可としている業者があります(ブランド品のRIBLA・ブランディア)
- 品質表示タグのない洋服も買取不可になることがあります(ブランディア)
- 過度のシミ・汚れは対象外
反対に、古着のフクウロはノーブランドやファストファッションも「まとめ買取」という形で受け付けています。
チクチクするからとタグを切ってしまうと、そのまま買取不可の理由になります。 売る可能性があるなら、タグは残しておいてください。
詳しくは古着・服の買取で損しないコツにまとめています。
迷ったときの順番
- ブランド品・状態のよい服はあるか? → まず買取査定に出す
- 売れなかったがまだ着られる → ユニクロなどの店頭回収、または自治体のリユース回収
- 着られないが汚れていない布 → 古布として資源回収へ(洗って乾かし、晴れた日に)
- 革製品・わた入り・カーペット類 → 古布に出せないので、燃やすごみか粗大ごみ
- 布団・クッションは布団・寝具の処分方法を参照
まとめ
服の処分は、「古布に出せるもの」の条件を知っているかどうかで手間が変わります。
洗ってあり乾いていることが基本で、革製品・わたの入ったもの・カーペット類は対象外にしている自治体が多くあります。雨の日に出すとリユースできなくなるので、天気も見てください。
古布の回収は自治体が直接やっていないことが多く、集団資源回収やリサイクルステーションが中心です。まだ着られるものなら、アパレル企業の店頭回収という道もあります。
そしてタグを切らないこと。売る可能性があるなら、これだけで結果が変わります。
疑問を解消
よくある質問
- どんな服なら古布に出せますか?
- 洗濯してあり、乾いているものが基本です。横浜市は「洗濯してあり、乾いているものを、中身がはっきりと確認できる透明または半透明の袋に入れてお出しください」としています。革製品、わたの入ったもの、カーペットやマット類は対象外にしている自治体が多くあります。
- 雨の日に出してもいいですか?
- 出さないでください。 横浜市は「古布は濡れないようにお出しください。雨の日には古布は出さないでください。濡れている古布は、リユース等ができません」と明記しています。次の収集日に出すか、資源回収ボックスを使ってください。
- 革ジャンやコートはどうすればいいですか?
- 大阪市は「革ジャンパーなどの革製衣類は『古紙・衣類』の対象ではありません」としています。革製品・綿の入ったもの・ナイロン製のものを対象外とする自治体があるため、燃やすごみか粗大ごみの扱いになります。
- 店で引き取ってもらえますか?
- 引き取っている企業があります。ユニクロの「RE.UNIQLO」は、ユニクロ・ジーユーなど同グループで販売した全商品(インナーやソックス、グッズも含む)を全国のユニクロ店舗で回収しています。洗濯してから持ち込むことと、郵送では受け付けていない点に注意してください。
- 服は売れますか?
- 売れることがあります。ただしノーブランド・ファストファッションを買取不可としている業者があり、品質表示タグがないと買取不可になることもあります。条件は古着・洋服買取おすすめ比較にまとめています。
出典
本文中の数値と引用は、下記の各社公式サイトに掲載されている内容にもとづいています。 当サイトが独自に集計・調査したものではありません。
- [1]横浜市「古紙・古布等の資源物の回収(資源集団回収)について」参考資料https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/shudan/syuudannkaisyuunitui.html
- [2]名古屋市「衣類・布類はリユース・リサイクルに出しましょう!」参考資料https://www.city.nagoya.jp/kurashi/gomi/1012351/1012389/1012390.html
- [3]大阪市「品目別収集区分一覧表(50音順)」参考資料https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000201907.html
- [4]ユニクロ「RE.UNIQLO(服の回収)」参考資料https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/planet/clothes_recycling/re-uniqlo/
- [5]環境省「サステナブルファッション」参考資料https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/